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イッシュウ個展『amoeba』



貸ギャラリー展覧会のお知らせ📢


イッシュウ個展『amoeba』期間:11月14日〜11月19日時間:12:00〜21:00場所:アーツトンネルGALLERY(いいかねPalette内)イッシュウ

2017〜愛知県立芸術大学デザイン専攻プロダクト領域に在籍。在学中は常滑のタイル端材を再利用した煉鈴の制作から販売まで手がけた。 https://note.com/issyufujita1009/n/n94e0dd30a121 3年時から休学し個人請負で幅広いジャンルの製作活動をする。 ・10tトラックの背中絵 ・店舗のシャッター絵画。 ・飲食店壁画およびメニューのデザインなど また、アーティスト長尾洋のワークショップアシスタントや南伊勢防波堤壁画「調和と教え」製作アシスタント、プロモーション動画撮影クルーとしても参加。 https://youtu.be/qdoV6f8ezLE のち大学を中退後、大工見習いとして古民家のリノベ、キッチンカー制作などをする。 また、2021年以降は ギチの完全人間ランドにて、リスナーコミュニティの活発化と番組グッズ作成に積極的に取り組む。 とりわけ、番組リスナーからのリクエストに応じて、リスナーをキャラクター化する通称「ニンゲンイラスト」の製作は人気を博し、2024年9月時点ですでに180体を超えており、リスナーコミュニテの活性化においては欠かせない名物企画となっている。 これらのキャラクターを基にした、番組オリジナルグッズとして、トランプやタロットなどをを製作・販売した。また、番組関連イベントではアートワークの一部を担当した。 また、数々のPodcast番組のカバーアートワークを手掛ける。


amoeba…?


今回の個展のタイトルにもなっている「amoeba(アメーバ)」は、有機的変容の象徴である。そもそもギリシア語で「変化、変形」を意味する単語が由来である。

今回の作品群に描かれたモチーフの多くは、「アメーバ」に覆われてる。

本来のアメーバは水辺、下水に生息する一生のうちに同じ形を二度と作ることのない生物で、病原性のものだと人間に赤痢を引き起こすものもいる。

アメーバの下に描かれた対象が全て、他のあらゆるものに変容する可能性を示している。

具体的な微生物を描いているのではなく、移ろいの狭間、万物の変転の中で必ず辿る姿として、今回の展示の作品たちを覆いつくすように蠢いている。

炎や水といった元素のモチーフ、岩石や背景を構成する結晶構造。そして小笠原諸島での生活からインスピレーションを受けたサンゴ等の様々な生物たち、それらの骨、植物の樹皮、白色腐朽菌様のもの。

一見するとまったく異なる存在に見えるが、それらは全て地球規模や宇宙規模では繋がっていて、互いが互い同士に変容し得る点で、実は全て同一の存在なのである。

そして、これらが変容する中継点として「アメーバ」がある。

つまり「アメーバ」は、あらゆる存在に変容する可能性を示している。

目の前の岩石はかつてのあなたの骨だったかもしれない。あなたの身体は死してのち虫に食われ、炎で焼かれ、水で磨かれていつか岩石になるかもしれない。そして、これらの変容の間には「アメーバ」が必ず介在している。

また、モチーフが群体として存在しているのは、個別性のはく奪というよりも、むしろ変容し得る幅の広さを示している。

などと小難しいことは考えずとも、にぎやかで騒がしい「アメーバ」たちのざわめきを楽しんでいってください!

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